ページガイド:
トップページ » GPCを応援してくれる仲間たち » ここにも仲間がいます! » 第5回 株式会社損害保険ジャパン「ちきゅうくらぶ」

GPCを応援してくれる仲間たち

第5回 株式会社損害保険ジャパン「ちきゅうくらぶ」

イメージ

「損害保険会社社員として38年、防災は損害保険会社の永遠の使命です」と語る児島正さんです(2009年3月末退職後損保ジャパン・リスクマネジメントに勤務)。

ガラスパワーキャンペーンは、国連国際防災戦略事務局発行の「民間企業による防災優良事例集2008」でご紹介いただきました。その事例集に、株式会社損害保険ジャパンさんの<「人形劇プロジェクト稲むらの火」を活用した防災教育>も紹介されています。この活動は、損保ジャパン社員が中心となった社会貢献地域活動「ちきゅうくらぶ」のひとつとして生まれました。今回は、この「人形劇プロジェクト稲むらの火」を立ち上げた児島正さんにお話を伺いました。

子どもたちやハンディキャップを持った人たちに防災の重要性を伝える

損保ジャパン「ちきゅうくらぶ」
イメージ

株式会社損害保険ジャパンの「ちきゅうくらぶ」は、社員自身のボランティア活動の支援やきっかけづくりを推進する組織で、全社員がメンバーとなり、全国各地で、地域のニーズや特性にあったボランティア活動を実施しています。その資金は、社員有志が、毎月の給与から任意金額を寄付している「ちきゅうくらぶ社会貢献ファンド」から提供されます。このファンドには、6,068名(2008年度)が参加し、1999年の設立以来の寄付累計額は、約1億5,000万円になりました。各地区が企画したボランティア活動にかかる費用や、災害支援、メンバーが応援するNPO団体への寄付などに活用されています。「人形劇プロジェクト稲むらの火」は、そうした活動のひとつです。

住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 株式会社損害保険ジャパン

「人形劇プロジェクト稲むらの火」

イメージ

稲むらの火とは

「稲むらの火」は、安政元年の大地震の際、津波に気づいた庄屋が、自分の貴重な稲を燃やして危険を知らせ、村人を津波から救ったという実話をもとにつくられた民話です。阪神淡路大震災を体験した当時損保ジャパンの社員だった児島正さんは、この民話を人形劇にして上演しようと静岡県の人形劇団に働きかけ、 2003年6月に「人形劇プロジェクト稲むらの火」を立ち上げました。以来、この活動は、人形劇人・市民・防災ボランティア・行政・大学・研究機関・マスコミなど多くの分野の人々が結集した、まさに公と民のパートナーシップ活動となって続いています。

イメージ

「稲むらの火」の実在のモデルは、ヤマサ醤油の7代目濱口梧陵氏です。

何で人形劇?

イメージ

人形劇を見た子どもたちは、防災について熱心に理解をしようとします。

児島さんは、阪神・淡路大震災の翌年に、被災した子どもたちを招いて実施した人形劇の公演に立会い、震災で心が凍りついた子どもたちがひまわりのような笑顔を取り戻したのを見て、人形劇の持つ秘めたる力に驚きました。その後、偶然にも名古屋の人形劇専用の劇場「ひまわりホール」の責任者になり、人形劇の世界に引き込まれました。そして、次の勤務地東海地震が迫り来る静岡で防災担当者として地震対策に取り組むなかで、防災教育不朽の名作「稲むらの火」と出逢いました。その人形劇化を企画し、県内17劇団20人とプロジェクトを立ち上げて、1年数ヶ月をかけて「地震と津波の防災人形劇」を制作したのです。
2004年1月の静岡県地震防災センターでの初演から、県内外で9千数百人の親子連れの方にご覧いただきました。震災で身を持って学んだ「ひとのいのちの尊さ」「地震・津波の怖さ」「助け合うことの大切さ」を伝えることができたと感じています。

ハンディキャップのある人たちと一緒に

イメージ

フランスに夢を馳せるキックオフ公演

そんな中、児島さんは名古屋のハンディキャップを持つ子どもたちの人形劇団、フレッシュと紙風船を知り、子どもたちがいのちを輝かせて生きる姿に出逢いました。その後、両劇団の阪神・淡路大震災5周年神戸公演を開催、また2000年9月には世界人形劇フェスティバル(フランス)へ両劇団代表の派遣につなげ、障害を持つ子どもたちの夢を実現させることを応援しました。2007年6月に横浜人形の家で人形劇団フレッシュが熱演した「コン太の稲むらの火」は、観客に大きな感動を巻き起こしました。翌年10月には、川崎市ろう学校・東京大塚ろう学校で、ろうあ者と健常者のプロの人形劇団デフパペットシアターが、人形劇稲むらの火を初演。3年間かけて全国104校のろう学校を巡回する企画がスタートしました。ろうあの子どもたちの防災に光を当てたいとの児島さんの願いに、(財)現代人形劇センターが応えてくれました。

イメージ

人形劇団フレッシュ「コン太の稲むらの火」

イメージ

車椅子の人形劇団紙風船

世界に広がる「稲むらの火」

イメージ

阪神淡路大震災10周年地震・津波と稲むらの火こどもわいわいサミット

「人形劇プロジェクト稲むらの火」は、子どもたちの心に響く防災教育として、国際的な広がりを見せています。日本発の防災教育がアジア、さらには、世界の子どもたちの心に「稲むらの火」を灯していきつつあります。

2005 年1月、スマトラ沖地震直後に神戸で開催された「国連防災世界会議」の関連事業として人形劇が披露され、国内外の注目を集めました。その後、アジア防災センターのご尽力で、バングラディシュ、インドなどアジア8か国で9言語に翻訳された絵本が制作されました。2007年から2009年の国際惑星地球年(IYPE:ユネスコと国際地質科学連合が中心になって取り組んでいる国際的な科学プログラム)で、日本IYPE委員会から、人形劇を用いたユニークな防災教育のモデルとして、パリ・ユネスコ本部への推薦、ホームページでの紹介など全世界へ発信されています。

国際惑星地球年日本の活動紹介

旭硝子も応援しています!

ガラスパワーキャンペーン事務局が「人形劇プロジェクト稲むらの火」を知ったのは内閣府のお誘いで参加した防災フェアでした。人形劇団の方たちの熱意にドンドン引き込まれていく子どもたちを、劇場の後ろで児島さんが優しい目をして見守っている姿が印象的でした。その後、国連国際防災戦略事務局「民間企業による防災優良事例集2008」記者発表会でもご一緒し、ご縁が続いています。私たちも、防災を広げる仲間として<「人形劇プロジェクト稲むらの火」を活用した防災教育>を応援していきたいと思っています。

GPCを応援してくれる仲間たち

ページの先頭へ