旭硝子関西工場大阪事業所
【会社所在地】
大阪市住之江区
- 植樹祭を実施するに至った経緯を教えてください。
- 旭硝子は、今年100周年を迎えます。1907年に、兵庫県尼崎市にある関西工場で、アジアで始めて本格的な板ガラス製造に成功しました。その記念行事のひとつとして行われました。
- 旭硝子は100周年を迎えたのですか?
- ええ、板ガラスから液晶TV用ガラスなど世界最高の技術で様々なガラスを開発し造り続けて100年になります。 9月2日にはラジオ関西で、関西工場の100年の歩みの特別番組が放送されました。番組の中で、戦争や震災を乗り越えて現在に至った歴史が紹介され、関西工場の歩みは、まさにガラスの産業史だと改めて認識し誇りに思いました。
- 『旭硝子いのちの森』植樹祭の名前の由来は何ですか?
- 『いのちの森』は、宮脇昭博士が長年にわたり各地で実施支援されている“宮脇方式”といわれる植樹で、旭硝子が行う今回の植樹に指導をいただきました。これからはもっと多くの『いのちの森』が増えることを願っています。
- 植樹を宮脇昭博士にご指導いただいたそうですが、宮脇博士とはどんな方ですか?
-
宮脇博士は、植物生態学者で、半世紀以上もの間、本物の森づくりを追求し続け世界中に本物の森を育てていらっしゃる方です。世界で1,500箇所以上の植樹指導をなさってきています。現在は横浜国立大学名誉教授、財団法人地球環境戦略機関国際生態学センター研究所長をなさっています。
ノーベル平和賞受賞者マータイさんにも植樹指導をなさった宮脇博士
- 『本物の森』とは何ですか?
- 宮脇博士のお話の受け売りですが、その土地本来の木が育っている森が『本物の森』です。鎮守の森を知っていますか?鎮守の森には、その土地本来の木が茂っています。首都圏では「カシ類、シイ、タブ」が主木で、こういった常緑広葉樹は、根が地下深くまで真っ直ぐにしっかり伸びて、台風や土砂崩れがあってもびくともせず厚い緑の葉っぱは延焼を防いでくれます。防災にも環境保護にもぴったりの私たちを守ってくれる木々です。『旭硝子いのちの森』にも、関西に相応しい木々を宮脇博士に選んでもらいました。
- 宮脇博士と旭硝子のつながりは何ですか?
- 旭硝子財団が、地球サミットがリオデジャネイロで開催された平成4年に、地球環境問題の解決に向けて貢献した個人や組織を顕彰する地球環境国際賞「ブループラネット賞」を創設いたしました。その第15回(平成18年)の受賞者が宮脇博士です。日本人としては始めての受賞者でした。
- 何本くらいの木を植えたのですか?
-
宮脇博士より、関西地域の自然植生樹木であるシイノキ、タブノキ、カシノキ等の説明を受け、2時間ほどで53種類の樹木を8,300本植えました。
- 参加者はどのくらいいたのですか?
-
旭硝子社長、相談役(旭硝子財団理事長)、関西工場長他多くの旭硝子トップ、そして関西工場他、関係会社、協力会社、地元町内会、OB会皆様のご家族など、総勢で700名以上の方々が参加してくださいました。
社員が一堂に集まって、みんなでAGELの文字を書いています。
- 実際に参加した感想をお願いします。
- 今回のイベントには多くのお子さん達も参加してくれました。この子達が大きくなってもこのイベントに来たことを忘れず、地球環境について考えられる大人になってくれると信じています。
- 旭硝子100周年の記念には他にも何か計画があるのですか?
- 100周年を記念して技術展『AGC Group Technology Expo 2007』を12月4日、5日に有楽町にある東京国際フォーラムで行います。旭硝子の関係先の方々に当社の技術について知ってもらおうというものです。また、グローバル企業となった今、”AGC”を世界の共通ブランドとして広めていこうという運動もしていきます。
8,300本もの木々を植樹した、関西工場大阪事業所は、見違えるように青々としてきました。自分たちで植えた木々に対しては愛着もひとしおです。事業所の社員は、自分で植えた木に見守られながら仕事をしています。これらの木は3年後には3メートルの高さまで育ち、CO2の吸収による地球温暖化防止や防災に役立つことになります。CO2を削減するだけでなく、台風や火災からも私たちを守ってくれる樹木を、もっともっと大切にしていかなければと思います。エコガラスも、断熱・遮熱効果でCO2を削減し、台風や地震から人々を守ります。『旭硝子いのちの森』を育て続けながら、旭硝子はガラスで地球を守りたいと努力しています。