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三宅島防災ガラスのお話

防災ガラスとは、2枚のガラスの間にプラスチックの 中間膜が入っている合わせガラスのことです。ガラスが中間膜に密着しているため、万一ひびが入ってもガラスが割れ落ちることなく窓にとどまり、 ケガを防ぐとともに雨風から室内を守ります。2000年9月の噴火により、三宅島の島民が避難をしていた期間は、なんと4年5ヶ月。その間がんばり続けた防災ガラスの話を紹介します。

株式会社宮川設計の宮川 賢治郎さんのお話

宮川 賢治郎さん

三宅島支店の設計者 宮川 賢治郎さん

宮川さんは、『三宅島の防災ガラスのお話』に登場する七島信用組合に防災ガラスを紹介した、新島出身の建築家です。現在は東京で暮らし、島に通いながら設計をしています。

どんなきっかけで防災ガラスを使い始めたのですか?
僕は昔からガラスが好きで、東京都産業技術研究所の指導でガラスの研究をしました。建築用として考えると、島は台風の通り道で地震もあるので、ガラスは怖くてなかなか使えなかった。ガラスを守ろうとしてシャッターを取り付けると、塩害でシャッターがすぐボロボロになってしまいますし。そんなとき、「ガラスが機能を持てばいい」と気がついたのです。島の明るい光を建物の奥まで届けてくれるし、防犯までできる優れもの!と防災ガラスにとびつきました。
施主はすぐに納得してくれましたか?
シャッターを付けることを考えると安いし、防災ガラスに物をぶつけたり叩いたりしているビデオを見てもらうと、すぐに納得してくれました。七島信用組合さんにもビデオを見せながら説明して、採用を決めていただきました。
みなさんには喜んでもらっていますか?
もちろんです。特に、三宅島の噴火のような場面では絶大な効果があり、本当に頼りになると思います。いたずらでガラスに石をぶつけられたこともありましたが、ガラスにひびが入っただけだったので建物の中は安全でした。台風が来ても、もうバタバタしなくて良いので、とても楽だと喜ばれています。
どんな建物に使っているのですか?
僕の建てる建物にはほとんどですよ。学校や保育園、銀行、店舗、公共建築全般、そして住宅もそうです。防災ガラスがいらない建物なんてありませんよ。

七島信用組合 理事長 絹谷 隆司さんのコメント

絹谷 隆司さん

七島信用組合 理事長 絹谷 隆司さん

伊豆七島全島をカバーする七島信用組合は、地元で最も頼りにされている金融機関です。島民の財産を守り、島の経済を支え続けています。絹谷さんは、堅牢な建物が必要な島の厳しい気候と風土を踏まえて、次のように話しています。

「宮川さんが防災ガラスのビデオを見せてくれたとき、これからは支店のガラスは全部このガラスにしよう、と即座に思いましたよ。三宅島支店は、お披露目とほとんど同時に空き家になってしまったのでとても心配でしたが、防災ガラスのおかげで被害は最小限でした。帰島後すぐに営業開始できたので本当に助かりましたよ。島民の財産を預かっていますからね。窓ガラス1枚にしても、自分にとってどんな機能が必要なのかを把握し、それを満たす商品をしっかり選択することが大切です。」

  • イメージ帰島した後の七島信用組合 三宅島支店
  • イメージ帰島した後の三宅島の様子1
  • イメージ帰島した後の三宅島の様子2
  • イメージ帰島した後の三宅島の様子3
  • イメージ帰島した後の三宅島の様子4
  • イメージ帰島した後の三宅島の様子5
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