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ガラスで節電・温暖化防止&地震・台風対策

開口部の安全設計指針情報

衝突等による事故や災害時のガラスによる被害を最小限に抑えるために策定された安全設計の指針について、ガラスに関わる部分を抜粋して紹介します。

学校施設における事故防止の留意点について

小学校における天窓からの転落事故等を踏まえ、学校施設における事故防止対策について取りまとめた報告書です。

開口部におけるガラスについて
  • ガラスが関わる事故は、発生率の高さに加え、重大事故につながる可能性が高いため、ガラスの使用に当たっては安全性に十分配慮することが重要である。特に、教室や校舎の出入口、廊下、トイレ付近は、ふざけている最中のガラス事故が多く発生しているため、児童生徒等は他のことに夢中になっていると注意力が弱まることに配慮することが重要である。
  • 通常のガラスよりも破損しにくく、破損しても破片が小粒で鋭利にならない強化ガラスや、破片が飛散しにくい合わせガラスなど、使用場所及び使用目的に適したものを選択することが重要である。
  • 屋外に面したガラス又は吹抜けに面した部位や高所にあるガラスのうち、破損したときに破片が下を通行している児童生徒等に落下する可能性がある場所については、合わせガラスの使用等破損時の飛散防止に留意することが重要である。

学校施設整備指針(小学校・中学校・幼稚園・高等学校・特別支援学校施設)

文部科学省は、平成21年3月、報告書「学校施設における事故防止の留意点について」にもとづき、学校施設整備指針を改定しました。

ガラスについて

ガラスは、人体及びボール等の衝撃や、地震、風等の災害に対し破損しにくく、又は破損しても事故につながらないよう、各種ガラスの性能を十分に踏まえ、使用場所及び使用目的に適した種類、厚み、大きさのものを選択することが重要である。また、衝突を防ぐため手すり等を設けたり、錯覚して衝突しないように、ガラスが認識できる工夫をすることが重要である。

幼児児童生徒の安全確保及び安全管理についての点検項目(例)

文部科学省は、大阪教育大学教育学部付属池田小学校の事件を踏まえた改定を通知しました。

ガラスについて

学校施設面における安全確保のため、教育委員会等において取り組むべき事項として、「必要に応じ低階層の外部に面する窓ガラスを防犯性能の高いものにしている」という点検項目が新設されました。

学校におけるガラスの安全設計指針

本指針は社団法人文教施設協会によって策定され、文部科学省からその活用を薦められています(昭和62年7月)。
日常及び非日常(地震、風等の非常災害)におけるガラス破片によるけがから、幼児、児童及び生徒等を守ることを目的に、強化ガラスや合わせガラスの採用を促しています。

目的

この指針は、学校建築のガラス設計にあたり、日常及び非日常時におけるガラス破損によるけがから幼児、児童及び生徒等を守り、併せて維持、管理面を考慮したガラスの安全設計手法の確立を目的とする。

適用範囲

この指針は、学校建築の校舎、屋内運動場等の新築、増改築及び改修時等における設計に適用し、対象は、開口部、出入口、間仕切り、その他のガラス使用部分とする。

安全設計
安全設計の目的

日常の事故、非常災害によって起こる人体への災害を防止するために、学校における幼児、児童および生徒等の行動・作為に応じ、ガラスの安全性能を生かした総合的な安全設計を行う。

総合的な安全設計
  1. ガラスの持つべき安全性能

    ガラスの持つべき安全性能は、1.「破損しにくいこと」、2.「加撃物が貫通しにくいこと」、3.「破片が飛散しにくいこと」、4.「破片が鋭利でなく、しかも小粒であること」に大別される。以下の表にこの安全性能に特に優れたガラスの品種を示す。

    ガラスと安全性能
    ガラス品種 安全性能
    強化ガラス
    • 破損しにくい
    • 破片が鋭利でなく、しかも小粒である
    合わせガラス
    • 加撃物が貫通しにくい
    • 破片が飛散しない
    網入板ガラス
    • 火炎や火の粉の侵入を防ぐ
  2. 日常の事故に対する安全設計

    日常時における人体およびボール等のガラスへの衝撃に対し、ガラスが破損しにくく、又は破損してもガラスによるケガを防ぐように、幼児、児童及び生徒等の行動・行為と使用場所に応じて、ガラスの安全設計を行う。

  3. 非常災害に対する安全設計

    地震、風等の非常災害においては、ガラスが破損しにくく、又は破損しても事故につながらないよう、ガラスの安全性を生かした安全設計を行う。

維持・管理を配慮した設計

安全設計を行うにあたっては、維持・管理を十分配慮した設計を行う。

ガラスを用いた開口部の安全設計指針

「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」は国土交通省の指導のもと、不特定多数の人々が利用する公共性の高い建築物の出入口などのガラス開口部について、人体衝突による重大な傷害事故を防止するために策定されました。また、その活用法について、特定行政庁建築主務部長と建築関係団体宛に、本指針をもとに所要の安全対策を講じる必要がある旨の通達が出されています。

安全設計の必要性が高いとされる建築物(具体例)
  1. 傷害発生の頻度、傷害の程度、建築物の公共性等から考えて緊要度が高く、安全設計が求められているもの
    [ロビーや休憩所、出入り口、通路、階段周り、外部に面する窓など]
    ショッピングセンター/スーパーマーケット/百貨店/パチンコホール/ゲームセンター/競馬場/劇場・演芸場/市民会館/コンサートホール/公会堂 展示場 映画館
    [玄関周り、出入り口、通路、階段周り、外部に面する窓など]
    幼稚園/保育所/小学校/中学校/高等学校/スポーツ施設
  2. 緊要度が【1】に次ぎ、安全設計が望まれるもの
    [玄関周り、出入り口、ロビー、通路、階段周り、その他共用部分及び居室など。]
    事務所/店舗/コンビニエンスストア
    [玄関周り、居室など]
    一般住宅

※万が一ガラスへの人体衝突による事故が発生してしまったとき、この指針が示す安全設計への配慮の有無は、建築物の施主・設計者・施工者にとって「建築物の欠陥の有無」「事故を防止する注意義務の有無」の指標となります。(機能ガラス普及推進協議会 ガラスタウンより)

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